鈴が朝の件についていろいろ話してくれている。


説明が苦手な私にとってはとても助かる。



「手紙がきたんだな」



「はい・・・」



「見せてくれ」



私は手紙を渡した。


「これ以外は?」



「赤いバラがありました」



「今持ってるか?」



「持ってないです。本物だったので・・・」



「そうか・・・」


九条さんが読んだあとため息をついた。


やっぱりイタズラかなぁ・・・。



「やっぱり・・・イタズラですか?」



「いや、間違いなく本物だ」