* * *


『 はー?言わなかったの?なんで?馬鹿なの? 』

「 かっ、返す言葉もございません… 」


9月30日、夜 19:30


夜ご飯を食べ終わって、課題の続きをすべく机へ向かっていた私は、突如としてなったケータイ電話の着信音にびくりと肩を震わせたのが18:45頃のこと。



calling >>> 高野 音萌


その表示に首の筋を痛めそうなほど首をひねった。

なんか…したっけ。



恐る恐る通話ボタンを押して、開口一番の言葉が


『 こんのバカ!!!!! 』


思わず耳からケータイを遠ざけてしまうほどの、『 バカ 』だった。