「……れかっ!だれか!!」


​──真夜中。


あおの悲痛な叫び声に目を覚ます。


あの後、あおとゲームを対戦していたら思いのほか盛り上がって、気づいたらもう遅い時間だったためあおの家に泊まることになった。


まぁ、別に珍しいことじゃない。


で、いつもの通り俺はあおのベッド、あおは床に布団を敷いて寝ることになったんだけど…。(なんだかんだ毎回俺にベッドを譲ってくれるあおは優しい)


あおは相変わらずうなされていた。

これも珍しいことじゃない。