余命2ヶ月

「私このこと、誰にも言わないで学校行くね。」

「は?何言ってんの?言わなきゃ何かあった時...」

「大丈夫。
何かあった時は助けてくれる人達ばっかりよ
私の友達は。」

「それでも...」

「言ったら絶対気を遣うでしょ?
私だったらいつも通り接するなんてできない。
普通の生活を楽しみたいの。」

「でも...」

「お願い!」

「...わかった。でも勇輝君には言いなさい。」

「...そうだね。倒れたとこ見られてるし。」

3日間の入院を強いられた私は、

家で家族全員が大粒の涙を流してたことを

知るよしもなかった。