「え?!!! まって3人組って言った?」
「え、あうん。3人組って言ったけど、」
さっきまでケータイばっかいじってたのに
蓮って人の名前出したら
急に興味津々なもか。
「そんでなに、れ、れ蓮? 蓮だっけ?」
と、もかが聞いてくる
「そう、たしか蓮だった。
なにほんとに知り合い?!」
「知り合いも何も、蓮ってひとは
よく知らないけど、その3人組の1人は
スーパーウルトラ イケメンの
天宮くんだよ!」
え、なに蓮くんの隣にいた人が
有名な人ってことかな。
「私ほかの2人は全然見てないや(笑)」
「うそーん!勿体なあ!
天宮くんはいつも3人組で
よくいるらしいんだけど、
まさかその3人組に蘭が遭遇するなんて」
そんなにすごい人がいたのか昨日。
たしかに1人茶髪で、
うるさかった人がいたかも。
ノリもよさそうだしその人が天宮?
「え、てことはもかは蓮って人を
知ってるわけじゃないの?」
「んー天宮くんの友達ってゆうのは
なんとなくわかるけど、それがどうかしたの?」
「いやあ、なんもないんだけどさ」
たしかに私、どうかしたのかな?
蓮だかなんだかしらないけど
もかの知り合いだったら何?って話だよね
まあ、隣の学校だし
もう会うこともないだろうから
考えないことにしよう。
「あー康平また、女とイチャってるよ」
と、もかがケータイの画面を見せてくる
Twitterでのやり取りだった
「はあ。もか、もう私は呆れたよ。」
「そりゃそうなるわな」
いちいちこんなことで振り回されて
私の感情がついていけない。
「とりあえず様子見よ。」
そう言ってとりあえず今は
なにも考えないことにした。
