ブーー ブーー


「うるっさいなあ。」


ケータイの目覚ましだ。

あれ、もう朝になったのか


昨日は疲れてお風呂のあと
速攻寝てしまった

あまり記憶にない。



とりあえずLINEを開いてみるが

康平からのLINEがあるわけでもなく



「はあ…」

ため息が出る。



とりあえず準備して、学校に行こう。






今日も桜が綺麗だ。

学校がみえてきて、周囲に見える人も

同じ学校に通う生徒でいっぱい


その中から私はもかを探す。




見つけた。

きっとあのポニーテールがもか


私は遠くから大声を出す

「もか〜〜!」


振り返って、私に気づいたもかも
手を振る

「蘭おはよ〜!」


やっぱりもかだった

私は走ってもかの所まで行った


「もか聞いて〜」



早速昨日のことを聞いてみる

「なになに、また康平となにかあった?」


「いやいや、康平とはあいかわらず。

そうじゃなくってさ、
昨日隣の高校の男子が3人
バイト先に来たんだけどさ」


「うんうん」

と、ケータイをいじりながら
あまり興味を示してくれないもか


「蓮ってひと、苗字わからないんだけど
もかの知り合いだったり〜なんて思って!」


その瞬間もかがケータイをいじる
指を止めた。