AM0:00



LINEが途絶えてから約10分。

日付が超えたのを確認した。



〜♪


蓮くん:近くの道まできてる。外出てきて



やばい、いままで
意識とかしたこと無かったけど

会うって決まって会うのは緊張する。


もう近くまで来てるって…


もう会うしかない



心臓が飛び出そう。



私は外へ出ると、
街灯に照らされ自転車を押しながら歩く

蓮くんの姿があった



「意外と早くついた(笑)
この辺の道教えてよ」


そう言われ、私が適当に道を案内する

自転車を二人乗りするわけでもなく

ゆっくり

ゆっくり

歩く。



「なんか緊張してなにはなせばいいかわかんないなー笑」



蓮くんも緊張するんだ。

そうだよね、前こうゆうの苦手って
言ってたし…


「そういえば、彼氏いるんだったよね」



「そうだね。」


「その彼氏と付き合っててさ、幸せ?」





私が、幸せ?


まさか。あんなことがあって
幸せだなんて嘘でも言えない。


「・・・」


何も返事ができなかった私


「なんで?幸せじゃないの??」