「あーたのしかった!」
「やっぱカラオケって最高〜」
「何時間でもいけるよね」
カラオケの帰り道、2人で自転車乗って
家に向かう
「すっかり忘れてたけど、昨日のことどうしよう。
言ってもきっと喧嘩になるだけなんだよね」
「確かに〜。
いっつも適当な事言って誤魔化すしね。
そろそろ言うだけ無駄じゃない?」
「女と絡むのはいいけどさ、それを隠そうとしたりはっきりしないところが
余計傷つくんだよね。」
「蘭はよく頑張ってるよほんと」
「頑張ったって何ひとつ変わらないよ〜」
「あいつ、蘭がどんだけ悩んでんのか
何もわかってないよね。
私だったら別れちゃう気がする」
「えーっ。そうだよね、、。」
「でもさ、普段は優しいんだもんね?
今は遠距離だし、こっちに戻ってきたら
何か変わるかもしれないしね」
そう。どうしてもいつかは、って
期待してる自分がいて…
でもさ、時々わからなくなる。
好きってなんだろう?
付き合うってどうゆうこと?
私には未だにわからない
頑張らなきゃ。
私が我慢しなきゃ。
そんなふうに努力することを
恋愛と呼んでいいのだろうか…
「おーい?おーい?」
「え、あっ!あぁ、ごめん考え事してた。」
「ねぇ、大丈夫?
ほらもう蘭の家の前だよ!」
「ほんとだ。ぼーっとしてた」
「そんなの見りゃわかるよ!
話しかけてるのに全然返事返ってこないんだもん」
「わぁああ、ごめんもか」
「私は大丈夫だけど、蘭がダメでしょ
無理しないでなんかあったらなんでもいってよね?」
「ありがとうもか〜」
「いいのいいの。
じゃあ今日はゆっくり休んでまた明日学校で話そ!」
そう言ってもかは帰っていった
