「わたし、この高校選んでよかった。制服と家から近いってだけで選んだけど、こうやって陽輝とまた出会えて本当によかった」 「俺もだよ、お父さんに感謝しないとな」 陽輝はあのあとちゃんとお父さんとも話し合って、打ち解けたみたいだ。 お母さんのお墓参りにいったときも、お父さんが泣いているのをみて本当はお父さんもつらかったんだと知れたといっていた。 そして、 「お前は幸せになれ」 といってくれたという。