その日を境にほかの子たちはわたしとも遊んでくれるようになって、いつの間にか自然と笑えるようになった。 そんなわたしを陽輝くんは嬉しそうに見てくれて、いつも気にかけてくれた。 そのときからわたしは陽輝くんに恋をしていたんだと思う。 小学校にあがっても陽輝くんとは毎日のように遊んだ。 でも陽輝くんは小3のとき、家の都合で県外に引っ越すことになってしまった。 たくさん泣いたけど、また会おうねって約束をしてバイバイした。