―――ガタンゴトン
電車に揺られること2時間。
ようやく目的地についた。
携帯のアプリをつかってわたしはひとまず陽輝くんが通っていた小学校に向かった。
「すいません、わたし山崎琴音というものです。中山陽輝くんという卒業生がいたと思うのですがその子についてちょっとお聞きしたくて」
「あなたは・・ここの卒業生じゃないわね」
「はい」
「そんなあなたがなぜここの卒業生のことを?」
「実は陽輝くんは小3のときまでわたしと同じ小学校に通っていたのですが、そのあとここに転校したんです」
「なるほど、それでなにを聞きにわざわざ?」
「陽輝くんはこっちにきてからどんな子でしたか?」
「え?」
わたしの質問の意図がわからないのか困ったような顔をした。
「いつも笑ってて、誰にでも優しくて正義感が強い子供でしたか?」
「ああ、そういうことね。こっちにきてからもすぐに打ち解けていたんだけど・・」
そういって話してくれる先生の顔がどんどん曇っていった。
電車に揺られること2時間。
ようやく目的地についた。
携帯のアプリをつかってわたしはひとまず陽輝くんが通っていた小学校に向かった。
「すいません、わたし山崎琴音というものです。中山陽輝くんという卒業生がいたと思うのですがその子についてちょっとお聞きしたくて」
「あなたは・・ここの卒業生じゃないわね」
「はい」
「そんなあなたがなぜここの卒業生のことを?」
「実は陽輝くんは小3のときまでわたしと同じ小学校に通っていたのですが、そのあとここに転校したんです」
「なるほど、それでなにを聞きにわざわざ?」
「陽輝くんはこっちにきてからどんな子でしたか?」
「え?」
わたしの質問の意図がわからないのか困ったような顔をした。
「いつも笑ってて、誰にでも優しくて正義感が強い子供でしたか?」
「ああ、そういうことね。こっちにきてからもすぐに打ち解けていたんだけど・・」
そういって話してくれる先生の顔がどんどん曇っていった。