「はい、それでその原因がもしかしたら転校先でなにかあったのかもしれないと思ったんです。陽輝くんには許可もとっていないし余計なことかもしれないけれど、
陽輝くんに昔みたいに戻ってほしいんです。
わたしにとって太陽みたいな存在だったから」

「山崎さんの気持ちは分かったわ。ちょっと調べてくるから待っててもらえるかしら?」

「ありがとうございます!!」

わたしは頭を下げた。

「本当は個人情報だからよくないかもしれないけれど、それで中山くんが救われるならわたしはそのお手伝いがしたいから。」

「本当にありがとうございます。」

もう一度深々と頭を下げた。