たった3年しかたっていないけれど、すごく懐かしくてキョロキョロしていると

「山崎さん」

と声がした。

「あ、早川先生お久しぶりです」

「本当に久しぶりね。ちゃんと話すのは小3のとき以来かしら?ずいぶん大人っぽくなったわね、もう高校生だものね」

「はい、おかげさまで」

「今日はどうしたの?」

「実はちょっとお聞きしたいことがあって、今時間とか大丈夫ですか?」

「大丈夫よ」

「実は陽輝くんのことなんですけど。中山陽輝くん、覚えてますか?」

「中山くんね、覚えてるわよ。小3のとき転校してしまったけれど、山崎さんとはずいぶん仲良かったわね」

「はい、そのことなんですけど、陽輝くんの転校先とか知っていますか??」

「それは調べればたぶんわかると思うけれど、どうして?」

「実は・・わたし、陽輝くんのこと好きだったんです。今でも好きです。それで今同じ高校にいるんですけど・・」

「あら、それはよかったじゃないの」

「それが、陽輝くん人が変わっちゃったみたいなんです。髪色も金髪でピアスもしていて、見た目だけじゃなくて中身も変わってしまっていて。」

「中山くんが??」

早川先生も相当驚いているみたいだった。