時が止まった気がした。



うそ、だよね。

陽輝くんがそんなこというはずない。
聞き間違いだ。

そう思ったけれどもう一度しゃべりかける勇気がなかった。

あの面倒くさそうな顔。
誰も相手にしないような顔。

なにより琴音なんて知り合いいないという言葉がグサグサわたしの心にささって思わず涙がでてきた。