麻里がなにか言おうとしたけれど、わたしは陽輝くんの顔がはやくみたくて。
陽輝くんだってわたしが自己紹介したときは寝てたから気づかなかっただけで、もう一回ちゃんと話したらわたしだって気づいてくれるはず。
そう思って陽輝くんの席までいって肩をたたいた。でも起き上がってくれる気配がなかったので今度は少し強くたたくと
「なんだよ」
そういって顔を上げた。
顔をみた瞬間やっぱり陽輝くんだと確信した。
「わたし、琴音!山崎琴音だよ!
陽輝くん久しぶり。やっとあえて嬉しい」
嬉しさのあまりついつい早口で話してしまった。
そのせいか陽輝くんは怪訝そうな顔をしたので聞き取れなかったかなと思ってもう一回しゃべろうとしたとき
「お前だれ?俺琴音なんて知り合いいないんだけど。うっとうしい。」
そういってまた机につっぷした。



