「じゃあ僕も、一緒に生きる」

微笑みながらそう囁いたのは、
少女と瓜二つの少年。

少女の流した涙が数滴、
地面に落ちた時、それは起こった。

パァァァ

『「っ!」』

桜の花びらが光を放った瞬間、
その二人の姿は何処にも無くなっていた。