twins heart ~朝の章 ~



ーー約束の勝負の日




「うぅ、死にそう。」



胃がキリキリする



駄目だ、こりゃ



負けるかも……




今私は屋上に来ている



勿論、約束の勝負をする為




ギィ




屋上のドアを開く



「来たね……。」



「……後ろの奴は誰だよ?」




私の後ろには秋桜たちがいる



「私の友達だよ。観戦したいんだって、良いよね?」



観戦されると自分の能力が分かってしまう



だから秋桜たちには観戦する為の条件を付けた



1つ、勝負の邪魔をしないこと
2つ、この勝負のことを誰にも言わないこと
3つ、勝負の後自分の能力を明かすこと





「どう?」



私は微笑む



相手に緊張しているのを悟られない為に



「いいよ。」



意外にも相手はOKを出してきた



「じゃあ、始めよう。

勝負のジャッジは機械でやろう。」





相手が頷くのを確認してから私は機械のスイッチを入れる


要との訓練で使っていたので簡単に扱えた





【1、2、3、start】




少しの間2人の間に沈黙が流れる



私も相手も相手の出方を探っている



動かない






「…………加速」




出来るだけ相手に気付かれないように小声で能力を使う



一気に間合いを詰める



私が勝負を持ち出したんだ


私から動くのは当然のことだろう










そう思っての行動は裏目に出た