入学してまだ2日もたっていないのに要のところに行くことになるとは……
「なーんか引っかかるな。」
1人で呟いてから屋上をあとにする
あの雲ひとつない青空はいつのまにか黒に近い灰色に染まっていた
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教室に戻るとクラスのほとんどが席に揃っていた
途中消えてしまった光里さんもいる
内心ホッとするけど未だ自己紹介をしていないクラスに疑問を感じる
「遅かったですね、夜空。もうクラスの方は揃っていますよ。
皆さん夜空のおかげで各々のパートナーのところにいけたみたいです。私もユウに会えました❤︎」
席に着くと秋桜が満面の笑みで話しかけてきた
なんかすごいご機嫌なんだけど
「私は感謝されるようなことは何もしてないよ。
それより秋桜の方がすごいと思うよ。あのパニック状態のクラスをまとめるなんて誰にもできるわけじゃないもん。」
「いいえ。私はクラスをまとめるなどしてはいません。あの状況で自分の出来ることをしたまでです。」
それがすごいんだけどね
しかしこの様子じゃ認めなさそうだから心の中でツッコんでおく
「………夜空。いま何か失礼なことを考えませんでしたか?」


