要と出会っておよそ2か月
あのあと一度もとの学校(外界)に行った
学校は元どおりになっていて先生も無事だったことを私は遠くから見ていた
学校襲撃は無かったことになっている
私が気を失う寸前に能力を使ったらしい
ある程度の能力の使い方やこの大陸の常識などを教えてもらった
例えば、学園に入学する為の知識とか
能力の相性や能力の系統、戦闘方法など
実際に要と戦ったりした
あと学園に入学する為の変装として
髪と瞳の色を黒から深緑へ変えた
名前も南条から四葉へ
能力も要の能力で制限を掛けて情報から干渉にした
なんの違いがあるかというと情報では全て操ることができるのに対して干渉は物体の運動に対してだけ操ることができる
つまりは、能力のランクを下げたということ
そして
いま私の目の前にあるのはこの大陸一の能力者学園であるアルマティ学園
中、高一貫のこの学園に入学出来るのはエリート中のエリート
私の入学試験は無事合格に終わった
筆記試験は危なげなくクリア
問題は実技試験だったが、要の協力によりクリア
よって、今日は入学式である
可愛らしいブラウスに
黒のフレアスカート
胸元の学年別に色が違う赤のリボン
これらを身につけ、緊張しながら体育館へ向かう


