ピピピピピッッッ 私の頭上から電子音がなる 「……………んぅ。」 私の朝は、煩い電子音から始まる 私は朝が嫌い いや、朝が嫌いなんじゃなくて苦手の方が正しい 「学校……行かなきゃ…………」 学校に行く意味を探しながら、とりあえずお金を払っているから私は制服を手に取る 見慣れた部屋にひとつだけある鏡に向き合って自分の黒髪を高めにポニーテールで結う 私のミディアムの黒髪はポニーテールにすると毛先が肩にかからない