君の裏を覗かせて?

「いいじゃーん。俺たちとも仲良くしよってことで?ね?」



私はその笑みが怖すぎて黙りこくってしまった。




「ちょっっ笑、黙らんでよー笑」




そう言って私の肩を抱こうとした時




「やめなよ。嫌がってんじゃん。」




入口の方から、聞こえた声。




ハッとなって顔を上げると




「・・・重崎くん」




そう呼ぶと、ビックリしたように目を見開き、すぐさま私に絡んでくる男子達を睨みつけた。



それに怖気付いたのか



「なんだよ。マジテンション下げるような事言うなよなー。別に俺らは友達になろうとしてるだけじゃん。なぁ?」



と、引きつった顔で言ってる。




「は?・・・お前ら馬鹿なの?葉月さん、どっからどー見ても完全にきらってんじゃん、お前らのこと。」



「俺らは・・・べつに・・・」



「・・・離せよ」



そう言いながら、近づいて来た重崎くんに手を取られて



気付いたら、引っ張られるがままに部屋を出てた。