それから。(それでも好きだから。番外編)

颯くんとお付き合いしてからも、先生のことを忘れたことはなかった。

忘れようとしても、なぜか忘れられなかった。


こんな感情はダメかもしれないけど、それくらい私にとって先生は、大きな存在だったのかもしれない。


「先生は今、幸せですか?」

「うん。すごく幸せだよ。教え子の華恋と颯が、みんなが幸せそうだから」


そう言って笑う先生は、あの時と同じ 甘いイチゴの香りがした。