龍が澪を抱き締める。

「澪、身体、しんどいか?」
「ん?あぁ、引っ越し?私、体力あるから大丈夫だよ!」
「それは良かった。」

ニヤリと笑って素早く澪の上にまたがる龍。

「・・・龍?昨日の夜も、今日の朝もしたよ?」
「体力あるんだろ?」
「え、いやーさすがに今したら明日キツいよ。」
「・・・手加減する。」
「・・・・・・ほんとにするの?」
「したくなるよーにしてやるよ。」

そう言って龍は口付ける。深く何度も口付け、澪の舌を絡めとる。
耳にキスをし、耳元で名前を呼ぶ。

「澪」

ゾクッ
「・・・ん!・・・や・・・りゅ、う・・・。」

服の下から手を入れ、胸をなぞる。
「んんっ!・・・ぁ・・・んっ・・・」

「な?したくなったろ?」

龍が意地悪に微笑む。

「意地悪・・・やだ。優しく・・・して。」

龍が澪に口付ける。

「優しくするから。いい?」

コクンと頷く澪。


龍はいつも優しく抱いてくれる。


終わった後、すぐに眠ってしまった澪。
その寝顔を見ながら、龍は思う。

(誕生日にコイツと一緒に住めて良かったな。
一年前はまじでクソ女だと思ってたけど、一年後に一緒に住んでるなんてな。
毎日コイツの笑った顔が見れたら、俺、それだけで幸せだろーな。)


龍は澪のおでこにそっとキスをして、眠りについた────。