~白の恋人~


8階に着き、部屋の前で別れる。

「じゃあ、澪ちゃん。また後でね!」
「うん!」
「龍。適当にそっち行くわ。」
「おう。」


山積みのダンボールを片付けていく。

「リビングとキッキンだけ、とりあえず片付いてればいいよね?」
「おう。ゆっくりやろーぜ。」

龍にバレないように、華にメールを送る。

《 龍のケーキ、一緒に買いに行くの付き合ってくれない?》

即返事が来た。

《 OK!お寿司頼むらしいけど、軽く何か買ってこようか!》

《 ありがと!今からそっち行くね。》
《 待ってる!》