「「ガチャ」」


・・・っ!!

「澪・・・ちゃん?」
「・・・華・・・?」
「・・・澪ちゃーん!!」

玄関の扉を龍が開けると、向かいの扉も同時に開いて。
その扉の向こうには、大好きな相棒の姿。
澪の姿を見るなり、涙を浮かべて抱き着いてくる華。

「・・・なんで?華?」
「いやいや、澪ちゃん。俺もいるから。」

華の後ろから出てくる竜也。

「・・・竜也?どうして?」
「ふっ。ビックリしたか?」
「・・・え?」

「俺らからのサプライズプレゼント!!黙っててゴメンな。
これからもご近所、ヨロシクな!!」

「「・・・・・・。」」

澪と華は、イタズラが成功した子供のような顔をしている2人を見て、愛しい彼からの最高のプレゼントに笑顔になった。