~白の恋人~


「ご飯、凄く美味しかったです。ありがとうございます。」

「ふふっ。普通に喋ってくれていいわよ。
澪がね、龍くんは自分に似て口が悪いって言ってたの。」

笑って言う母親に龍は苦笑いしかできない。

「龍くん。あの子のこと、守ってくれて、本当にありがとう。」

「・・・いえ。自分が勝手にした事ですし、澪に怪我が無くて良かったです。」


「あの子ね、龍くんの話をしてる時、凄く嬉しそうな顔をして話してるわ。
私達、澪の笑った顔が大好きなの。
・・・龍くん。澪のこと宜しくね。」


「はい。必ず大事にします。」