龍の車に乗って隣町のモールへ向かう。

「昨日の事件、解決できて良かったね。」
「あぁ。にしても事件起こりすぎじゃね?クソ共が多すぎる。」
「龍のクソ具合が可愛く見えるよね。」
「おいコラ、今なんつった?」

「あ、ねぇ。いい事思いついた!」
「何だよ。」
「今日誕生日とホワイトデーのお返しでしょ?だからさ、今日は私に暴言じゃなくて優しい言葉で喋って?」

「・・・は?無理。」
「は?なんで?」

「優しい言葉って何だよ。」
「お前じゃなくて、名前で呼ぶ。あとはねー、手繋いでー、あ!好きって言う!」

「・・・名前は呼んでやるけど、あとは無理。」
「なんで!」
「俺がそんなの出来ると思うか?いや、やってる所、想像してみ?」
「・・・・・・。」
「な?」
「ううん!いい!前は吐きそうだと思ったけど、たまには言ってほしい!」
「・・・なんだそれ・・・。それは諦めろ。」
「ケチ。」
「ははっ。」