「じゃあ映画!!」
「そんなんでいいのかよ?テーマパークとか言うのかと思った。」
「いいの!見たい映画があるの!ふふっ。刑事モノのアクションいっぱいあるやつだよ。」
「あのドラマでやってたやつか?」
「そうそう!」
「それ、俺も見たい。」
「でしょ!?言うと思った!」
「じゃあ決まりな。」
「やった!」

ご飯を食べて、2人で洗い物をする。

「じゃあな、ごちそーさん。今日も美味かった。
もう遅いから帰るわ。明日朝用意できたら連絡くれ。」

「はーい!」

玄関まで龍を見送る。

「じゃあな。」
「うん。」
「あ。」
「?」

龍は澪の後頭部に手を入れ、

チュッ

「おやすみ。」
「・・・おやすみ。」


龍は意地悪な笑みを浮かべて向かいの自分の部屋へと帰っていった。