「龍、今日はありがと。
あのね、今日の龍は今までで一番かっこよかったよ。」

「ははっ。何だそれ。」

「ふふっ。イルミネーションとか、プロポーズとか、指輪とかね、それにね、婚姻届まで出てきて、お父さん達の名前があって、竜也と華がお祝いしてくれて。なんかね、なんて言ったら分からないくらい幸せ。」

「それは良かった。」

「龍は幸せ?」

「当たり前だろ。」

龍がそう言うと、澪は顔を龍の方を向いて、とびっきりの笑顔で笑った。

「私がこれからも龍のこと幸せにしてあげるね!」