「・・・ん・・・・・・澪?」

龍が気配を感じて起きる。

「あ、ごめんね。起こしちゃったよね。竜也は?」
「仮眠室で寝てる。」
「そっか。お疲れ様。・・・おはよ。」
「・・・はよ。」

少し気まずい2人。
・・・と、龍が澪をそっと抱き締め、

「澪。ホントにごめんな。言い過ぎたよな。悪かった。」

「・・・私もごめんね。」

「・・・ちゃんと食って寝てたか?」

「うん。龍は大変だったね。ちゃんと食べてないでしょ?ご飯作ってきたよ。」

「まじ?サンキュ。俺、シャワーして着替えてくるわ。ついでに竜也、起こしてくる。」

「うん。あ、先に捜査資料、見せてくれる?私も今日その事件やる。」

「おう。」


龍が澪を離し、資料を渡し、優しく微笑んで澪の頭をポンと撫でて出て行く。

(・・・やっぱり大好きだな・・・。仲直り出来て良かった。)