「澪」
龍が優しく微笑み、深く口付ける。
澪の服を脱がし、耳、首、胸元、次々とキスを落としていく。
龍の手が優しく澪の身体を這い、その度に甘い声が漏れる。
「澪・・・いいか?」
「ん・・・」
龍が澪の身体に沈み、波が襲ってくる。
「澪。んなに締めんな・・・。」
「ぁ・・・んっ・・・も、だめ・・・あっ・・・────っ!!」
「っ──。」
寝ている澪の寝顔を見ながら、旅行のことを思い出す。自分達の家族と楽しそうに笑っていた澪。
澪のことを大事にしている自分の家族。
(・・・次、帰る時はコイツも家族になるって言いに行く時だな。)
龍はそんな事を思いながら眠りについた────。