そんな様子を見ていた大学生の弟の蓮が、龍に話しかける。 「親父とお袋、すげー楽しそうだな。」 「あぁ。男ばっかだったからな。」 「結婚すんのか?」 「・・・おう。俺はそのつもり。」 「ははっ。俺も翔も、澪ちゃんなら大歓迎だ。」 楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰る時間。 「また来てね!!」 「気を付けて帰れよ。」 「本当に色々とありがとう。お邪魔しました。また来るね!」 次々に別れの挨拶をし、龍の家を後にする。