「澪にさ、どこにいるか聞いたら、アイツら優雅にケーキ食ってるらしいぞ。」
「ははっ。お袋達も男ばっかだったから、娘みたいで嬉しいんだろーな。」
モールに着き、澪が言っていた店へと入る。
テーブル席で盛り上がってケーキやらパフェやらを食べている4人。
足元には大量の買い物袋。
「あ、龍!」
「竜也くん!」
「あら、早かったのね。貴方達もケーキ食べる?」
「一緒にお茶しましょ!」
一緒にテーブルに付いて、コーヒーを飲む。
「龍と竜也、何してたの?」
「あの後すぐ寝ちまって、さっき外で昼飯食ってた。」
「・・・にしてもすげー荷物だな。」
「さっちゃんとなっちゃんがね!いっぱい買ってくれたの!」
「ふふっ。もう2人共、モデルさんみたいに可愛いから、なっちゃんと買いすぎちゃったの。」
「朝、お父さんと仁ちゃんが、出掛けるならってお小遣いくれたのよ。ふふっ。私達も沢山買っちゃった!」
「・・・すげー楽しんでんじゃん。」
「・・・あぁ。」

