深夜2時
皆が寝静まった中、ふと目が覚めた澪。
隣を見ると、竜也と華が寝ている。
反対隣には、龍。
一緒に暮らし始めてから、お互い泊まりがない日は必ず龍の腕の中や腕枕で寝ていた。
一緒にいるのに少し離れているその距離に、寂しさを感じる。
澪が龍を見ていたその間に龍も起きたのか、澪に入ってこいと、自分の布団を少し持ち上げてくれる。
澪はモソモソと龍の布団に入り、龍に抱きつく。
すると、龍は澪のおでこにキスをして、優しく微笑んで、抱きしめ返してくれる。
澪は龍の胸の中で再び眠りについた────。
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