そんなこんなで龍と竜也の実家に到着した。
先に竜也の実家の前に車を着ける。

「大きい荷物はもう積んどくからな。」
「龍くん、運転お疲れ様!ありがとね!
後でお邪魔するね!」
「おう。」
「華、また後でね。」

竜也と華を降ろし、2件隣の龍の実家へ向かう。

3ヵ月前に初めて来た時と変わらず、優しく迎えてくれる龍の家族。

「こんにちはー!」
「澪ちゃーん!久しぶりね!元気だった?」
「うん!なっちゃんも元気そうだね!」

「・・・お前めちゃくちゃ馴染んでるじゃねーか。」

「ふふっ。お母さんと澪ちゃんね、メル友なのよ!たまに電話もするのよ。」
「そうなの。」

「・・・ははっ。・・・全然知らなかった。親父達は?」

「お父さんは仕事、あとの2人は学校。3人共凄く楽しみにしてたから、早く帰ってくると思うわよ。」

「・・・平日だもんな。昼から竜也達とちょっと海行ってくるから。」

「はーい。あっ!澪ちゃん!お茶にしましょ!」
「ふふっ。あ、なっちゃん、これお土産なの。良かったら皆で食べてね。」

「あら、ご丁寧にありがとう。頂くわね。」