「そっか。なんかあったらいつでもノートに書いてね」


「ありがとうございます」


そう言い作り笑いをした。


気づけば、自然と笑うことを忘れていた。


「よっ!藤宮もバトミントンやる?」


「あっ……!!」


声を出したくても出なかった。


そのせいで俯(うつむ)いてしまった。


「藤宮、今怪我してて出来ないんだ。悪いな」


「そうですか……。治ったら一緒にやろうな!」


光くんは、そう言って少し残念そうな顔をして戻っていった。


ものすごく申し訳なかったけど仕方ないこと。