本当は体育やりたいが、父親の暴力のせいで痛みが酷くなるからしばらくはやれないと長谷先生に伝えるとちゃんと分かってくれた。


「それじゃあ今日は、バトミントンやバスケ、いろんなボールあるから楽しんでください」


聞いてると、今日は自由みたいだった。


「時雨ちゃん、ここで休んでていいよ」


「あっ……ありがとうございます!」


だいぶ長谷先生の前では声出せるようになった。


隣でずっと先生が、付き添ってくれていた。