「おい、早く入れろよ」



えっ、何どういうこと!?


誰!?


羽生えてるし!!!


空飛んでるし!?


夢でも見てるの!?



私は固まったまま動けずにいた。



これはきっと夢、夢よ!!!



そう思うことにしたその時




「おい女、早く入れろって…おい!!!」



「うわっ!!!」


1番前にいた、黒髪に赤いメッシュの入った男に大きな声でそう言われ、私はびっくりするとともに、我に返った。



「な、何なのあんたたち!」



「あ?そんなことは後でいいから中に入れろ」



横暴だ…なんだこいつは…。



「そんな急に言われても困る!」



私がそう反論すると


「あの…僕たちを家に入れてくれませんか?」


2番目にいた、明るめの茶髪にピンクのメッシュが少し入った、可愛い男の子がそう言った。


「私からもお願いします」



3番目にいた、グレーに紫のメッシュが入った、どこか上品な男がそう言って念を押した。



「仕方ないな…わかりました。とりあえず中に入ってください。」



私は、変わった3人を部屋に入れることにした。