ご先祖様はこの力で沢山の者を救ってきたと残された書物に記されている。 この力は非常に便利で怪我から、不治の病まで何だって治すことが出来る。 その為、いつしかこの力が争いの種になってしまった。 それを悲しんだご先祖様は力を隠し、里に身を潜めた………………………。 口の固い里の皆にはたまに使用しているが、本来私のこの力は表では使ってはいけない。 しかも、宮殿なんて最もだ。 一生、官僚や陛下達の奴隷にされてしまう。