「誰が悪いなどと言った?おぬしは余の妃だ。これからもずっとな」 私は………………陛下の側にいていいのか…。 「悲劇などもう起こさせぬから安心せよ」 …………私も皆が守るように私も守れるようになりたい。 陛下の側で、そしてサニーやリリアン、他の使用人達の側で。 この力を隠さずに表で使って、 皆を助けていきたい。 「アニーナ。余の妃に戻れ」 陛下の真剣な目が私を捉える。 私の答えなどもう決まっていた。 「私で宜しければ謹んでお受けいたします……!」 自分に素直に。 この命を受ける…。