「………まぁ、リード様がお決めになった方なのならば、相当優秀でしょうね?ちなみに私(わたくし)はこの国の最高峰と呼ばれる学校を卒業し、お父様の政治の手伝いもさせてもらっているのだけれど…………貴女は?」
「私は…………………」
学校には行けなかったし………………客人の私は政治の手伝いなどもちろんするわけもない。
秀でているとは言えないし、ステラ様と掛け合おうとは思わないけど
これでも私は側近メイドだ。
宮殿試験でも最難関と呼ばれる側近部に所属していたのだから、
一応それぐらいの知識はあるのだとは思う。
「無理しなくていいのよ?(笑)別に貴女が秀でて入ろうがいないが、最後に上へ立つのは秀でたものなのだから」
「貴女なんかステラ様の足ほどにも及ばない!」
「こんな子が隣に居るなんて、国の恥さらしでは?(笑)」
流石にね、ここまで言われると私だって黙っていないよ?
さっきから黙ってたけど、それをいい事に………ベラベラ……………と。
国の恥さらし?
私が一体何したって言うのよ…!!
しかし、そこまで言うのなら私も少しだけ反撃してみるか。
幸い陛下は離れてるし。



