「どんな手を使ってリード様をたぶらかしたの?その方法ぜひ教えてくれないかしら?」
「……私はたぶらかしてなどおりません」
「ステラ様に嘘は通じないわよ!貴女のような女、ズルして近づいてきたに決まってるわ!」
確かに宮殿でいい待遇が出来ているのは、陛下のおかげだし、周りから見れば何でこの子が陛下の横に?って思うはずだけど………………
そもそも私はほぼ強制的に連れて来られたから……!!
隣にいたいのならぜひ変わりますけど!?
心の中ではそう思っているのだけど、一応相手は王女様な分けで、言葉を発するときは慎重に考えて言わなければいけない。
言い返さずに黙っている私に、ステラ様は勝ち誇ったような笑みを浮べ、
周りが注目し始めたことをいい事に、
更に恥を欠かせようと畳み掛けてきた。



