「しょーがないから特別に看病させてあげる」
「悠君て、たまに上からだよね?」
「だって沙羅は俺様男子が好きなんでしょ?」
「何言ってんの?私が好きなのは悠君だよ」
そう返事したら、全体重を預けられてしまった。
「ちょっ、重いっっ!」
「だってそんなこと言われたらもう骨抜きじゃん。立ってられないじゃん。ねぇ抱っこでベッドまで運んで?」
「悠君……極端すぎるよ」
「甘えていいんでしょ?なんなら添い寝もして欲しいし、汗かいたら着替えさせてね、あとはね~」
「静かに寝なさい」
「出た〜いつものやつ」
脱力しつつも、楽しそうに笑ってる。
それが嬉しい。
「悠君好きだよ」
「俺はそれの100万倍好き」



