「風邪ひかないでね。
てか早めに俺に移しとく?はい!」



「はい、って?」



「だからほら、いつでもどうぞ」



「だからなんで目を閉じるのよ」



「キス待ってんの」



「そのセリフ聞き飽きたってば」



「ひでー!」



悠君のいたずらな笑顔を一番近くで見れてしあわせ。



周りの女の子たち、ちゃんと気づいてくれてるかな。私の左手薬指に、指輪が光ってること。