「書き終わるまで見ちゃダメだよ」 参拝を終えて絵馬を買うと、悠君はちょっと恥ずかしそうにこっちに背中を向けた。 「可愛いことしないでよっ!」 ぼそっとつぶやく。 「なんか言った?」 「ううん、なんにも」 恥ずかしくなってしらばっくれてみた。 書いてる書いてる。 ものすごい集中力で絵馬に願いをしたためてる。 私も真面目に書こう。 願う力は悠君にも負けてないはず! 「よし書けた!」 「じゃ、見せっこね?せーのっ」