「あと全部やるから。沙羅はゆっくりしてていいよ」 悠君は背伸びもしないでサクサクとカーテンを吊るしていった。手際がよくてホレボレする。 「毎年これやるからまかせて」 振り向いてにっこり笑った。 「毎年?」 毎年。毎年末。毎年始。 悠君とずっとずっと 一緒にいられるって思っていいのかな。 「なにニヤニヤしてんの?」 「いえ、なんでもないですっ!」 「てかさ、温泉旅行当てちゃった俺ってちょっとすごくない?」 「今頃?遅いよ~」 まだ時差ボケてるのかな? 笑っちゃった。