「…禅、お前…。ムード無さすぎ。」
「うん…コインパーキングはさすがに…。
…じゃあ、2人でよく行ったお店とかは?」
「…近所のラーメン屋と、焼肉屋。」
またまたムードの欠片もない俺の返答に、2人はもう呆れていた。
「…思い出の場所はもう諦めよう。
雄大、何か他の案出して。」
「あー…そうだな。
…フラッシュモブとか?
なんか街中で踊るやつ。」
「それは禅のイメージじゃなさすぎる…」
「じゃあ────……」
こうして酒を飲み交わしながらの〝プロポーズ会議〟は、深夜まで行われて…
酔っ払った雄大の寝落ちによって、何の結論も出ないまま幕を閉じた。



