「禅もやっと俺の素晴らしさがわかったか!
仕方ねぇから協力してやるよ!」
得意げな顔でこちらを見下ろす雄大に若干イラつきはしたものの、ここはあえて何も言わないことにした。
「やっぱプロポーズに花束は必須だろ。」
「いや…それにしても、108本のバラはやりすぎでしょ…」
「おい、なんだよ棗。
そこまで言うならお前が何か案だせよ!」
〝108本のバラ〟をバカにされたのが悔しかったのか、雄大はそう棗に言う。
そして棗は数秒間考え込むと、ゆっくりと口を開いた。
「んー…
花束とかそういうのは一旦置いといて…
2人の思い出の場所でプロポーズしてみるとか?」



