「俺と結婚して、結衣は本当に幸せになれるのか?」
俺との結婚で、本当に結衣の人生を縛り付けていいのか?
その答えがわからないから、自信が持てないから…
俺は未だにあの指輪を渡せずにいるんだ。
うじうじと悩む俺に、雄大は盛大なため息を吐く。
そして勢いよくコークハイを飲み干すと、そのまま俺を見据えた。
「…んなこと知るか!
幸せかどうかなんてアイツが決めることだろ?
考えたってわかりもしねぇ事で、いつまでもうじうじ悩んでんじゃねぇよ。」
偉そうにふんぞり返りながら、そして最後にはニッと笑ってそう言う。
「まぁ…もし断られたら、俺らがオールでも何でも付き合ってやるし。
男ならバシッとキメてやれ!」
「そうだよ、禅。
いつまでも悩んでないで、自分の気持ちハッキリ伝えてあげな。
結衣ちゃんも、ああ見えて芯は通ってるし…結婚が嫌ならハッキリそう言うでしょ。」
「まぁ…あいつのことだから、プロポーズなんてされたら泣いて喜ぶだろうけどな。」
「ははっ。それは言えてる。」



