「じゃあさ、3人目とかは?
考えてないの?」
ニヤニヤとこちらを見るエリちゃんに、私は思わず口に含んだお酒を吹き出しそうになる。
「ちょっ……え、エリちゃん!?」
あれ!?この人、シラフのはずだよね!?
ノリが酔っ払ったオッサンなんだけど!?
「今更なに女子ぶってんだよ。
…どうせ、毎晩禅とヤる事ヤってんだろ?」
先程の仕返しのつもりなのか、雄大はニヤリと笑ってこちらを見た。
「うーわ、雄大サイテー!変態!」
「お前…人の妹で変な想像するなよ!」
「キモ。」
「はぁ!?想像なんてしてねぇわ!
このシスコン共め!」
唐沢兄弟からの総攻撃に、雄大は真っ赤な顔をして言い返す。
そして最後に、私の旦那様からの一撃──



